天気予報は「明日は雨」と。ホッとした。
連絡のついた人で、鯉のエリアからバケツリレーで水の補給作戦。
公園の親子、川底で遊んでいた少年たちみんなが自然に集まってくれて、黙々とバケツで運ぶ・・・。
ある女の子はバケツを運びながら、『アタシ、遊びに来たのに、仕事してる・・・』と。
大笑い。
そのうちに、少年が、大きな石を持ち上げたら
ナントひっそりと湿気の中で命をつないでいるザリガニを発見。
次々に発見。動かないのもいた。元気なドジョウもいた。
もう、大騒ぎ。30匹ほど救出して、鯉のエリアに移した。
決して冬眠ではなく、水が日増しに減っていく中で安住の場所を石の下に求めたに違いない。
このまま雨が降らなかったら・・・と思われた。
理屈ナシで子どもたちは、湧水が欲しい、雨が欲しいと直感したと思う。
帰宅後の天気予報は「明日は雨」と。ホッとした。
水と緑と生き物と。
滔滔と絶え間なく湧き水が出る源流部の石垣の下。
その清らかなこと。
人が入って濁っても、湧き出る水でまたすぐきれいになる。
静かな源流に、アメンボのまあるい影が映って、
小さな波紋がどこまでも広がっていく。