水辺の会とは

地域とともに「みんなの白子川」

2001年6月3日、35名が南大泉青少年館に集い、発足されました。
私たちは、白子川源流域の自然(湧水と水辺及び水辺の生き物)や
川をめぐる文化に関するフィールド調査・学習活動をすると共に、その保全や回復の手立てを講じ、さらに豊かな白子川源流域の川をめぐる自然や文化を創出する諸活動をおこないます。

【川が干上がった】→【水が戻ってきた】→【豊富な湧水で命がはじけてる】
渇水が始まる初冬の心配から、冬の悲観へ、そして春の歓喜へ。
「あっ、たくさんいる!ホトケドジョウもギンブナも!」
かたや、生物たちのしたたかさというか、静かな命のつながりは、
私たち人間の素直な「驚き」と「喜び」を、あざ笑っているかのようです。
・・・『みんなの白子川』・・・を実感するばかりです。

本会は、この目的を達成するために必要に応じて次の活動をおこないます。

1. 白子川に関する観察調査会・学習会・シンポジウム・発表会・見学会の開催
2. 白子川源流を舞台にしたフェスティバル・川遊び会の開催
3. 白子川源流の水質・流量調査,清掃などの環境整備
4. 白子川流域、新河岸川流域諸団体との交流
5. 行政との意見交換、提言
6. 雨水浸透枡の普及啓発活動
7. 会報発行
8. 学校の「総合の時間」、「環境教育(ビオトープづくり等)」への協力

一緒に、川に入りませんか。
川は、人と人をつなげてくれます。

大泉の貴重な「白子川」をより自然な姿に育むために。

南大泉4丁目と東大泉7丁目の間を源流とする白子川は、貴重な湧水に守られ、
清流のみに棲息するホトケドジョウ(絶滅危惧種)をはじめ、多くの生き物が命を育んでいます。

本会は、2001年6月設立以来、住民のオアシスともいえるこのエリアの湧水と緑の環境を保全し改善することをめざして活動しています。

白子川は命を育んでいます。

私たちは、この川の源流部を、この何年か特別な思いをもって見つめてきました。
練馬区から委託された「みどり広場運営委員会」の一員として「井頭憩いの森」に隣接するこの広場の清掃やイベント開催に携わるかたわら、白子川にホタルが飛翔する夢を思い描きつつ、水質調査・生物植物観察などの活動を細々と続けてきました。
そこには、意外な発見が数多くありました。
ピーク時には65ヶ所もの湧水ポイントのもと、ホトケドジョウ・ザリガニ・フナ・ハヤ・メダカ・ヤゴ・コサギ・カモ・カワセミ・ツバメ、そして多様な水生植物など、たくさんの生命が育まれていたのです。
白子川も捨てたものではありません。

白子川は助けを求めています。

しかし、その白子川も、生物の立場から見ると、「ガラス細工のような川」と言えるのではないでしょうか。
生命を育む環境としては、あまりにも未成熟であり、時には湧き水が涸れることすらあります。
人為的なサポートも充分とは言えません。
私たちには、小さく砂を舞い上げて湧き出るささやかな湧き水のせせらぎが、川の現実を訴えている切ないメッセージのように聞こえるのです。

この白子川を、もっと自然で力強いものにすることはできないでしょうか。

地域とともに取り組んでいきたい。

もちろん、どんな成果を得られるかは自身をもっては言えません。
しかし今、白子川に手を差し伸べる何らかの活動を始めなければ悔いだけが残るようにも思えます。
私たちが「白子川源流・水辺の会」という、交流と活動の場を設け、地域のみなさんと、白子川とその周辺の生き物や自然についての取り組みをスタートさせるのはそのためです。
その過程で少しでも多くの方が、白子川(=水と緑の環境)のために、「ほんの少しだけの何か(a little something)」を出し合うことができれば、白子川にとって素敵な何かが必ず生まれるものと信じています。
地域のみなさんに気軽に参加していただきながら、遊び心を大切に楽しく、力まずにじっくりと、この会を育てていきたいと思います。
ぜひご一緒に!

▲本会の設立の趣旨を盛り込んだ設立総会の案内チラシです。設立当初からこの気持ちに変わりありません。

水辺の会に入会するには

活動に興味をお持ちの方は一度、活動をのぞいてみませんか? 入会希望の方は、メールや電話などでご連絡ください。
共同代表:  岡崎  一成、菅沢 博 副代表:八本  賢二
事務局:〒178-0064 東京都練馬区南大泉1-10-5 菅沢 博  03-3923-8430(fax共通)
岡崎  一成 : 090-2480-8480 s.genryu@gmail.com 八本 賢二 : 080-6680-3560  7k4hhv@gmail.com

会費について

本会の必要経費は、会費その他の収入によって賄います。 子ども、学生会員からは会費はいただきません。

法人会員費 1口 2,000円以上何口でも
正会員費 2,000円
世帯会員費 3,000円
通信購読会員費 1,000円

焼印プレート『みんなの白子川』販売中

水辺の会では、本格的焼き印(地元の金属加工会社=SEVEN POINTS製)による 木製プレート『みんなの白子川』を製作し、川沿いの家の門や塀などに掛けていただいています。 在庫少数。1枚500円。(製作協力 旭出学園)

小冊子『みんなの白子川』販売中

水辺の会では、小冊子『みんなの白子川』を制作いたしました。小学校の課外授業でも活用できるよう観察シートのページもあります。B5版、全24ページ、1冊100円で販売しております。

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